8月20日頃より幻の秘花『仙翁花』が開花します。

大聖寺 『仙翁花』 (センノウゲ、センオウゲ) Lychnis senno
ナデシコ科センノウ属
原産地 中国であると伝わります

嘉永元年(1848)京都嵯峨御所(現在の大本山大覚寺・当山は大覚寺の別格本山です)より『嵯峨御流花伝書』と共に仏花(愛染明王)として株分けされ今に至ります。
愛染明王の赤に良く映える鮮烈な赤い花は、愛染明王に供える仏花として当山歴代山主が大切に守り育ててまいりました。近年、ある植物学者によって当山の『仙翁花』が、すでに絶滅したと考えられていた幻の秘花であることを見出されのです。

10年前まで植物学者すら見ることのなかった仙翁花のルーツ、その歴史は今だ多くの謎に包まれています。
仙翁花は、中国より京都・嵯峨仙翁寺に1300年頃に伝わり、文献に1330年頃に初めて登場します。
当山の『仙翁花』は花丈150cm前後であり、室町文学に登場する’草丈四~五尺’と一致します。
原産地中国では同花は既に絶滅しており、京都・嵯峨仙翁寺も廃寺とともに同花は途絶え、比較検証は不可能ですが、国内約10ヶ所で栽培されている仙翁花の20~60cm前後の花丈と大きく異なり、大聖寺『仙翁花』は1000年の歴史を今に伝える地球上唯一の貴重な純潔種秘花たるゆえんです。

今年(2010年)は、『仙翁花』を愛でる茶会などを開催する予定です。
気候によって開催時期が前後しますので、詳細はホームページにてお知らせしてまいります。

愛染明王様の赤・真赤な日輪の光背に映える、『仙翁花』の鮮烈な赤い花を供えします。